コラム「紙と生活」
その紙が私たちのライフスタイルの中でどのような存在なのか、また今後どのようになっていくのかをトレンドやデータを元に様々な視点で考察するコラムです。
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時代を映す鏡 ポスターが表す世界観(後編)
2022/10/11
ポスターを語る上で欠かせないのが「紙」の存在です。 後編では、ポスターを取り巻く「紙」の世界と、国内唯一のポスター専門館についてご紹介します。
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時代を映す鏡 ポスターが表す世界観(前編)
2022/09/07
街を歩くと自然に目に入ってくるさまざまなポスター。その歩みは印刷技術の進歩と深いかかわりがありました。 前編では、日本及び世界のポスターにまつわる文化の変遷を「印刷技術」という視点からご紹介します。
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ビールと人をつなぐコースターのユニークな用途と歴史
2022/08/02
日本でも多くのビールが作られていますが、ビール大国といわれるドイツやベルギー、チェコでは、ビールを注文すると必ずと言っていいほど一緒に提供されるものがあります。それがコースターです。今回はコースターの種類や魅力について深掘りしていきたいと思います。
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中国から伝わった賞状~歴史や鳳凰枠に込められた意味を紐とく~
2022/07/11
卒業式やコンクールで入賞した際など、その功績を称えるために贈られる賞状。これまでの努力や結果を形として残せるため、見る度にその頃の記憶が蘇るでしょう。今回は、自身の功績を振り返る手段にもなる賞状の歴史や、模様・書き方のルールについて紐といていきます。
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変わりゆく鉄道の切符~歴史や改札鋏との関係性~
2022/05/27
鉄道を利用する際に、必要となるものが「切符」です。しかし、近頃はデジタル化によって切符を購入する人も少なくなりました。なかには、歴史あるものが姿を消していくことに、寂しさを感じる人もいるでしょう。今回は時代とともに変化する切符の姿や、関わりの深い改札鋏(かいさつばさみ)について触れていきます。
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引札からチラシへ~日本の文明開化と広告~(後編)
2022/04/19
店や商品を宣伝するための広告媒体だった引札時代を経て、今は商品や価格を提示してお得な情報を提供するチラシへ。今の時代もチラシは私たちの暮らしに身近な存在です。 江戸・明治・大正とたどってきた引札・チラシの歴史。最終回となる後編では、大正・昭和から現代への移り変わりを見ていきましょう。
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引札からチラシへ~日本の文明開化と広告~(中編)
2022/03/28
普段みなさんが目にするチラシ。ぱっと見て強く印象に残るデザインから、グッと心つかまれるキャッチコピーまで、随所に工夫が凝らされています。チラシの原点ともいえる「引札」にも、そんな秘策が込められていたのでしょうか。 中編では、正月用引札などさまざまな種類の引札をご紹介します。
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引札からチラシへ~日本の文明開化と広告~(前編)
2022/02/28
新聞やポスティングなどで見かけるチラシは、生活の情報源として今も欠かせないアイテムです。チラシの原点ともいえるのが、「引札」と呼ばれる1枚摺りの紙。江戸時代に登場し、1色刷りから多色刷りまでさまざまなデザインのものがつくられていました。 今回は引札、チラシの歴史をたどります。
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舶来品から日本独自の文化へ~かるたの歴史と変遷~(後編)
2021/12/20
お正月の風物詩ともいえる「かるた」遊び。前回は皆さんおなじみの「いろはかるた」や「小倉百人一首」など、【歌かるた・合わせかるた】についてご紹介しました。 今回は、現代の「花札」につながる【天正かるた】の歴史と変遷についてご紹介します。
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舶来品から日本独自の文化へ~かるたの歴史と変遷~(前編)
2021/11/18
どことなく懐かしい記憶がよみがえる、かるた遊び。お正月になると家族みんなで楽しんだ、なんて方もいらっしゃることでしょう。 厚紙で作られた【かるた】の遊び方は、歌かるた・合わせかるた系統と、うんすんかるた系統の二つに分けられます。今回は【歌かるた・合わせかるた】の歴史と変遷を追ってみました。
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命名書のトレンド 自分用から贈り物へと変わりつつある命名書(後編)
2021/09/15
お七夜の際に使われる命名書。正式には横長の奉書紙に名前や生年月日を記しますが、現在では略式の命名書を使う方も増えています。さっそく命名書のトレンドについてみていきましょう。
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命名書の歴史 源氏物語の時代から続くお七夜と命名書(前編)
2021/05/28
生まれてきた子どもの名前を書く紙、命名書。
その歴史は非常に長く、日本古来の儀礼として今もなお大切にされています。命名書が活躍するお七夜の起源と正しい命名書の書き方についてみていきましょう。
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懐かしくてかわいい、キャンディーの包み紙(後編)
2021/05/12
最近では見かける機会が少なくなった、ひねり包装のキャンディー。
けれど昔ながらの包装にこだわり、守り続けているお菓子メーカーもあります。
後編では、愛媛銘菓「別子飴」の包み紙に焦点を当て、地域の歴史を伝える郷土菓子として多くの人々を惹きつける理由を紐解きます。
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日本文化を表すラッピング のし紙に込められた思い(後編)
2021/03/12
のし紙のデザインは、「熨斗」「水引」「表書き」「名入れ」の4つで構成されています。「熨斗」は前半で詳しく説明した通り、熨斗鮑が起源となり生ものの象徴。
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日本文化を表すラッピング のし紙に込められた思い(前編)
2021/02/22
熨斗(のし)とは、あらたまった贈答品に添えられる飾りのこと。贈答品の前面に掛けるのし紙自体が“熨斗”だと思われがちですが、実はのし紙の右上にある飾りを指しています。
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懐かしくてかわいい、キャンディーの包み紙(前編)
2020/12/25
食べ終わった後も、「ミルキー」の包み紙を大切に取っておく―。そんな経験のある人は多いのではないでしょうか。
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切手に隠された女王の横顔の秘密・世界編(後編)
2020/10/12
日本で切手が生まれたのは、明治初期の1871年3月1日(新暦では4月20日)のこと。しかし、このときすでに世界では切手を活用した郵便制度がすでに導入されていました。
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手紙文化と共に発展した切手の歴史・日本編(前編)
2020/07/17
古くから手紙を送る習慣があった日本。戦国時代には家臣が使者となって手紙を届けており、江戸時代には飛脚制度が登場しました。しかし、当時は切手という制度はありませんでした。
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一枚の懐紙で伝わる気持ち ―懐紙の歴史と新たな可能性(後編)
2020/06/29
懐紙は茶道のお道具としての一面もありますが、もっと日常的に使っていける便利な物になります。 特に最近では、無地以外のお洒落な懐紙が増えてきました。
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一枚の懐紙で伝わる気持ち ―懐紙の歴史と新たな可能性(前編)
2020/06/19
懐紙は名前の通り、懐に入れて携帯するために二つ折りされた和紙の束を指しています。 その歴史は、まだ紙が貴重だった平安時代にまで遡ります。