コラム「紙と生活」
その紙が私たちのライフスタイルの中でどのような存在なのか、また今後どのようになっていくのかをトレンドやデータを元に様々な視点で考察するコラムです。
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変わる・変わらない、名刺のいま
2011/08/24
先日、東京・日本橋へ出かけたとき、丸善の店頭にちょっとした人だかりができていました。 近づいてみると、キングジムから昨夏発売されたデジタル名刺ホルダーの実演ブースで、実際に名刺を管理する様子を披露しているところでした。 キングジムが行ったアンケート調査(2010年10月実施)によれば、40代の営業職の男性が受け取ってきた名刺の総数は1人当たり平均2,074枚。 1人で2,000枚超の名刺を抱え、さらに日ごと増えていく。 これは確かに、アナログの名刺ホルダーから目当ての一枚を見つけようとすると、かなり骨が折れそうです。
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自由な発想で楽しめる暑中・残暑見舞い
2011/08/09
6月1日から郵便局では暑中見舞い・残暑見舞い用のはがき(かもめ~る)が発行されています。 今年は初めての取り組みとして、被災された方々への支援等を目的とした「東日本大震災寄付金付きかもめ~る」も発行されました。 また、エコに配慮した「カーボンオフセット葉書(地球温暖化防止葉書)」も健在です。 かもめ~るの昨年の総発行枚数は約2億2,299万枚。今年は2億5,600万枚と、着実に枚数を増やしています。
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企業の暑中見舞い ~顧客の心に届けたい~
2011/08/08
梅雨が明け、キラキラとした初夏の日差しが日に日に増すこの頃。 暑中見舞いを受け取る方も増えて来たのではないでしょうか。 一般的に暑中見舞いは小暑(7月7日)から立秋(8月8日)の前日までに送るべきとされ、まさに今がシーズンと言えます。 暑さの中にあるお互いを気遣うこの風習はいつ頃生まれたのでしょう。 その歴史は江戸時代にまで遡ります。 古来日本では一年をお正月とお盆の二期に分けて捉えていました。 人々は、贈答品を持ち挨拶周りをすることで、相手を気遣いその「期の感謝も行っていたのです。
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名刺でわかる「個性」の時代
2011/07/01
ちょっと面白い話を聞きました。友人がトイ・プードルの散歩をしていた時のこと。巻き髪の上品な女性から、突然話しかけられたそうです。 「私もトイ・プードルを飼っていて、友達がほしくて…。よかったらブログも見てください」 彼女は友人に一枚の名刺を手渡すと、そのまま去っていきました。名刺には、名前・ブログのアドレスと愛犬の写真が…。