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【企業事例】「エシカル」と「再生」の先に思い描くもの

2022/12/16

九州は長崎県にある離島、壱岐島(いきのしま)。エメラルドグリーンの海とまぶしい白砂、豊かな漁場に恵まれた人口2.5万人ほどの小さな島から生まれたのが、アクセサリーブランド『kikirico(キキリコ)』です。島の魅力ある自然物を使い、「エシカル」と「再生」をテーマに作られた商品は、表情も個性もひとつひとつ異なり、自然物のエネルギーを感じてもらうためのメッセージをのせたデザイン。このブランドを手掛けるのは、壱岐島の出身であるデザイナーのiiimiii(イミ)さん。海をテーマとした商品を通して島と都会を繋ぎ、非日常を届けているiiimiiiさんに、kikiricoを通して伝えたい思いについてお話を伺いました。

【企業事例】「エシカル」と「再生」の先に思い描くもの



自然物とていねいに向き合う、kikiricoのアクセサリー
kikirico iiimiii(イミ)様
いびつな形のバロックパール、飲食店から出たアワビの貝殻、シーグラス、鉱石……。
iiimiiiさんは、これらの自然物たちが放つメッセージをより届けるにはどういったデザインが良いのかを、自然物と向き合いながら1つ1つじっくりとデザインの解像度を上げていきます。
「kikiricoのアクセサリーが海の現状に興味を持つきっかけになってくれたらうれしいです」と話すiiimiiiさんは、壱岐で生まれた素材と自身のモノづくりによって、どんな理想と未来を思い描いているのでしょうか。まずはブランド誕生のストーリーからお話を伺っていきます。

【企業事例】「エシカル」と「再生」の先に思い描くもの


「デザインの仕事をしてきましたが、アクセサリーにはあまり携わった事がありませんでした。それがなぜアクセサリーであったかと言うと、単純に島らしい素材が固いものが多かったという事もありますが、あらためて自然物を手に取ってみると、素材はエネルギーにあふれていました。素材自体のエネルギーに直接触れてもらえる、アクセサリーという形が一番適しているのかもしれないと考え始めたのがはじまりです。
自然物は人工物と違って個性的で1つとして同じものがありません。それはいつも新しい発見があり、いつも想像力をかきたててくれます。1つ1つに向き合う作業は非常に時間がかかりますが、kikiricoにとって一番重要な時間です」

【企業事例】「エシカル」と「再生」の先に思い描くもの

【企業事例】「エシカル」と「再生」の先に思い描くもの


作品のデザインへのこだわり
「自然物がメインのブランドですから、デザインは自然物の魅力を引きだすようにいつも考えを巡らせて作っています。素材の素敵さがより伝わるように、私はそっと手を添えているようなイメージです。とはいえブランドとして気を付けている事はあります。島のアクセサリーというと柔らかくあたたかなイメージを想像される方も多いと思いますが、私の視点で切り取りたかった島というのは、「誇れるかっこよさ」クールな部分にフォーカスして作っています。島の、田舎の情景のかっこよさ、人々の暮らしの中のかっこよさを都会の方にも知ってほしいと思い、そぎ落としたデザインの中にその思いを詰め込んでいます。
kikiricoのデザインの中に凛とした島の情景のかっこよさを感じてもらえると嬉しいです」

【企業事例】「エシカル」と「再生」の先に思い描くもの

壱岐島の美しい海岸。一見すると美しい海も、海の中を見ると変化があるという

いま、海で起きていること
「kikiricoの商品は、飲食店からでたアワビの殻など、アップサイクルのアクセサリーも多いですが、アップサイクルのその奥にある背景のストーリーを知って欲しいという思いも込めて作成しています。特に海の中の藻が少なくなる現象、“磯焼け”については、海が身近に無い方には、まだあまり知られていないと思います。壱岐島で起きていることは、他の海でも起きていることですし、磯焼けって何? 藻がなくなると自分たちの生活にどんな事が起きる? など、おしゃれを楽しんでいただきながら、背景に興味を抱くきっかけになってほしいなと考えています」

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ブランドが結んでくれた縁
「kikiricoを通してあらためて壱岐の島と向き合った時に、当たり前すぎて見落としてしまっていたものを新しい視点で感じる事ができているような気がします。壱岐のみならず、kikiricoが結んでくれた素敵な縁で出会う事ができたたくさんの方々と、言葉を交わしあいながら、自分自身のやりたいことも定まってきましたし、皆さまに助けていただいて今活動ができています。 なので、自分で立ち上げたブランドではありますが、このブランドに私自身とても感謝しています。出会えた皆さまの存在があってこそのブランドだと思っているので、これからも日々楽しみながら努力して、大切にしていきたいと思っています」

【企業事例】「エシカル」と「再生」の先に思い描くもの

【企業事例】「エシカル」と「再生」の先に思い描くもの


デザインについて
オリジナルパッケージで表現したもの
「kikiricoでは商品を出来る限りニッケルフリーにし、商品のパッケージもなるべく環境を配慮したものを使用しています。アクセサリーボックスは再生ボード紙を使用していて、表面をよく見ると、いろいろな再生紙が粒々と混ざっていることが分かります。そんな1つ1つ表情が違っているところが、kikiricoで使用している自然物のようで愛着が湧いています。
中央のkikiricoのロゴも、「k」「i」のタイポグラフィーをよく見ていただくと、実は1つずつ高さや形が少し違うことがわかると思います。これは同じものであっても人の手で作ると微妙に違いが出ることや、自然物1つ1つの異なる個性を表現しています。頭が左側に傾いているのも柔らかさや風をイメージしています。尊敬しているフォントデザイナーの友人がkikiricoの思いを吸い上げてアウトプットしてくれました。パッケージの形はシンプルで無駄のない心地よいところへ落ち着き、ペーパーパッキンを中に入れ使用しています」


次のステージへむけて
「アクセサリーブランドとしてスタートしたkikiricoですが、この先へと続く新しい計画もあります。まだまだ具体的なことをお話しできる段階にはないのですが、『エシカル』と『再生』をテーマとしてやってきたkikiricoは、今度は特に『再生』のフェーズに力を入れて、具体的に取り組んでいきたいと思っています。
また、ありがたいことに、先日から壱岐島のふるさと納税の返礼品のひとつにkikiricoを入れていただいています。ブランドを通してふるさとに貢献できることをうれしく思っています。今後もチャレンジ精神を忘れず、進んでいきたいです」

取材をさせていただいて
人間の手では決して生み出すことのできない色、形、光、ニュアンス。それらを纏ったkikiricoのプロダクトは、私たちに想像以上のエネルギーを与えてくれているはずです。“再生”という次のステージでどんな作品を生みだし、エシカルの輪を拡げていくのか。私たちはこれからもkikiricoの活動を楽しみにしています。(企画広報部)



制作例紹介

【企業事例】「エシカル」と「再生」の先に思い描くもの

アクセサリー用の商品パッケージ(ボード紙 ブラウン)
 
[品名・サイズ・形状・紙素材]
[商品]  オリジナルオーダー ホッチキス箱 ボード紙 ブラウン 600g
[サイズ] 内寸 幅 60mm x 奥行 60mm x 高さ 35mm
[表面]  箔押し加工1箇所 箔色:カッパー ※範囲:~50㎠


 

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株式会社 羽車は封筒・紙製品・印刷物の製造販売を行っています。1918年に大阪で創業しました。

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大阪府堺市の本社工場では封筒生産機と印刷機を中心に70台を超える機械が稼働しています。
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