エステティックサロンの印刷物
2022/11/14
エステティックサロンは、お客様が「美しさ」や「癒し」を求めて訪れる場所です。そのため、使用する印刷物も、「美しさ」や「洗練された品のあるデザイン」などが好まれます。そういった要素を加えつつ、サロンの世界観や魅力を印刷物で表現するとよいですね。 なかには、「自分へのご褒美」として足を運ぶ人もいるため、少し特別感のあるメンバーズカードやギフトカードも活用されています。今回は、お客様とのコミュニケーションや集客ツールとして重要な役割のある、エステティックサロンの印刷物について紹介します。
エステティックサロン(以下、エステサロン)で印刷物を作る際、どのようなことがポイントになるのでしょうか。
エステサロンで使われる印刷物とは
①お店の印象とリンクする「ショップカード」
②デザインと機能性を考えた「メンバーズカード」
③相手を想い贈る「ギフトカード」
④サロンの雰囲気や情報を伝える「カタログ」
⓹リピーターの来店につながる「紹介カード」
エステサロンで使われる印刷物はこのようなものが一般的です。
エステサロンの印刷物のキーワードは「美しさと癒し」
エステサロンは、お客様に癒しと非日常を体験していただくために、内装や音楽など徹底した空間づくりを行っています。そのため印刷物も世界観にこだわり演出したいものですね。イメージカラーの紙素材を使用したり、サロンを連想させるイラストや画像などは、感性に響き印象に残るでしょう。お店の世界観を印刷物に閉じ込めることができれば、見るたびに思い出し、再来店のきっかけになるかもしれません。
またエステは、肌に「触れて」お客様を癒し、美しくします。そういった点から「手触り=紙の質感」に注目し、選択するとよいのではないでしょうか。例えば、しっとりとした滑らかな質感の紙でメンバーズカードを作成するなど。このように、視覚のみならず触覚に訴えかける工夫ができるのも、エステサロンならではだと思います。
エステサロンでよく使われる印刷物
①「ショップカード」
お店の印象に直結する「ショップカード」
ショップカードは、その雰囲気からどのようなエステサロンなのか想像できる、いわば名刺のような存在です。サロンの世界観をこの小さな1枚のカードに、色やデザイン、紙素材などを組み合わせて表現しましょう。
パッと見て「〇〇専門のサロン」とわかるデザインにするのもよいですね。1枚目の画像の制作例は、お店の名前にもなっているキツネを手でつくり、爪は赤色で彩られています。無駄のないシンプルなデザインですが、メッセージ性も高く、一目見て「ネイルサロンだな」とわかる1枚に。デザインの印象を深めるために活版印刷も施しており、見ても、触れても楽しめるショップカードです。
またエステサロンでは、2枚目の画像イメージのように名刺を用意することもあります。一般的に、名刺を渡すのは初回の施術の時。自己紹介と次の予約につなげるためにも、名刺は大切な役割を担う印刷物です。お客様も、心地よいサービスを受け「またあの人に担当してもらいたい」と思った時に、手元の名刺からスムーズに予約を行うこともできますね。
②「メンバーズカード」
「メンバーズカード」は機能性も考える
サロンを訪れる度に使用するメンバーズカードは、カードケースや財布に入るコンパクトなサイズが理想です。記載している個人情報や施術内容などが見えないように、二つ折りのカードにするとプライバシーも保護されます。
そしてメンバーズカードは、サロンの雰囲気をデザインに取り入れることはもちろんですが、ベースとなる紙にもこだわりましょう。特に、質感のよい紙はメンバーズカードに最適です。適度に厚みのある紙は、長期間きれいにお使いいただけます。
③「ギフトカード」
贈ることが目的の「ギフトカード」は特別感を
エステサロンのギフトカードは、日頃からお世話になっているお客様への感謝の気持ちや、新たなお客様との出会いをつなぐための印刷物です。そのため、「特別感」に注目して作成しましょう。例えば、商品券と封筒をセットにすると、ちょっとしたプレゼントになります。お客様が家族や友人に贈ることも考え、サロンの情報やメニューが書かれたカードを同封すれば雰囲気が伝わり、期待感も高まりそうです。
より特別感を演出したい場合は、カードだけではなく封筒にもこだわるとよいかもしれません。正方形の真っ赤な封筒を利用すると、プレゼントボックスを連想させ特別感も増します。遊び心も感じられ、受け取る側の印象に残りやすいでしょう。見る度に、「また行きたいな」と思い出してもらえる可能性もあります。
④「カタログ」
サロンの魅力を伝える「カタログ」は雰囲気に合わせて紙を選ぶ
カタログは、サロンの魅力を伝えることはもちろん、集客にもつながる印刷物です。一冊に載せられる情報も多く、写真やイラストを活用し雑誌のように仕上げることもできます。
また、印刷する紙の素材によって印象も変わるため、サロンの雰囲気に合う紙を選びましょう。例えばコート紙を使用すると、艶やかな光沢感のある印象に。森林認証の紙、cottonスノーホワイトにすると、自然な風合いを楽しめます。
さらに、表紙に箔押し加工を施すと華やかさが増し、カタログからサロンのグレード感をさりげなく伝えられそうです。
⓹「紹介カード」
リピーターの来店につながる「紹介カード」
紹介カードをお渡しする相手は、サロンへ通ってくれているお客様の家族や友人、知り合いが多いでしょう。そのため印刷物は、「あなただから、このカードをお渡します」という特別感を演出することが大切です。例えば、30%OFFのチケットを兼ねた紹介カードにする場合。ただ「30%OFF」と記載するのではなく、メッセージを添えることによって、渡している人が限られていることに相手も気づきます。すると「私だから紹介してくれた」という理由で来店し、そのうえ施術を気に入ってもらえると、再来店を検討してくれるかもしれません。
サロンの雰囲気を伝え、印象に残る工夫も忘れずに
また紹介カードは、サロンの雰囲気を伝えることも重要です。例えば、サロンのセンスよく洗練された雰囲気を表現するためにグレーの紙を選択し、断面には蛍光イエローのエッジカラーを施すことによって、遊び心溢れる印象的なデザインに仕上がります。
お客様の制作例(デザインギャラリーより)
サロンの印象が伝わるショップカード
質感がよく柔らかい印象を与えるCottenスノーホワイトのショップカード。グレイッシュブルーの活版印刷で親しみやすさを感じる1枚に。
綾部様の制作例(ギャラリー)はこちら
ホワイトクラフトの封筒
サロンのコンセプトに合わせた、ブランディングツールとしての封筒。
キネトリエ株式会社様の制作例(ギャラリー)はこちら
オーロラ箔が映えるグリーティングカード
クリスマス感のある、赤い厚紙とオーロラ箔の組み合わせがアクセントのグリーティングカード。
DAZZSHOP(エステティクス)様の制作例(ギャラリー)はこちら
淡いピンクとゴールド箔の華やかなカード
女性に愛される淡いピンクと、相性の良い箔ゴールドでとても華やかなカードに。
Eyelash salon Ateller Katong様の制作例(ギャラリー)はこちら
活版印刷を施したオリジナルブレンドアロマのパッケージ
サロンとブレンドオイルの香りを表現した、活版印刷のパッケージ。
artifata様の制作例(ギャラリー)はこちら
羽車の制作例(エステサロン)
ラグジュアリーな雰囲気のエステティックサロンの事例集
ショップカード・メンバーズカード・ギフトカードなどの制作例はこちら
まとめ
エステティックサロンの印刷物は、お店の雰囲気や情報を伝える大切なツール。非日常的な空間でもあるため、特別感も意識すると良さそうです。受け取った印刷物を見る度にサロンでのひと時を思い出すきっかけにしていただけると嬉しいですね。ぜひ印刷物を活用してお客様とのコミュニケーションにお役立てください。