美容室・ヘアサロンの印刷物
2021/05/25
美容室・ヘアサロンで印刷物を作る際、どのようなことがポイントになるのでしょうか。美にまつわる業種ですから、トレンドやセンスの部分はもちろんですが、加えて店舗の特徴や雰囲気に合った仕上がりになっていれば、印刷物からもサロンの魅力が伝わります。美容室は施術中のお話も含め、お客様との関係性が特に重要な業種だと思います。お客様とのコミュニケーションに役立つような、印象的な印刷物をお渡しできたらよいですね。ここでは、美容室・ヘアサロンの印刷物に必要なアイテムや、作成のポイントをご紹介します。
美容室で使われる印刷物とは
①自分らしさやセンスが伝わる「名刺」
②お店の雰囲気にマッチした「スタンプカード」
③安心感のある「マスク一時保管ケース」
④特典や書類送付に便利な「ビジネス封筒」
⓹お客様と出会う「オープニング案内カードや紹介カード」
美容室で使われる印刷物はこのようなものが一般的です。
自社らしい印刷物を使うことのメリットとは
華やかなイメージの美容室ですが、リピーターのお客様を増やしたい、優秀なスタッフに長く働いてもらいたいなどは、店舗に共通する心配ごとだとお聞きします。
リピーターの方には、お得なクーポンの効果ではなく「ここのお店に任せたい!」と感じて再来店いただきたいですね。そのためにブランディングの視点を積極的に取り入れているサロンは多いようで、お客様から印刷物のご相談もよくいただきます。
サロンらしさをデザインとして取り入れて印刷物を作成すると、お店の魅力や印象をより効果的にお客様やスタッフに伝えることができます。
美容室のキーワードは「感性」に訴えるものを
美容師のイメージにまず挙げられるのが「流行に敏感で、最先端のおしゃれを熟知している」という感覚的なキーワード。加えて清潔感も美容業界に携わる方共通のイメージになると思います。ご満足いただける技術とサービス、店内の空間作りがとても重要な業種ですが、小さな印刷物も、この美容室だけの魅力をイメージとして手元に残して伝える、大切な役割を担っています。
美容室でよく使われる印刷物
①名刺
自分らしさやセンスが伝わる「名刺」
名刺は自身のイメージを集約させたアイテム。その人らしさやセンスが伝わる名刺で、自分らしさをお客様に伝えられたらよいですね。
美容室の名刺はオーナーだけが作る場合もありますが、スタッフ全員分を作り、お客様との関係を築くことに名刺を役立てているサロンもあり、よくご相談いただいています。
名刺は自分の魅力をアピールできるアイテム
お店をPRする紹介カードは多くの枚数が必要なため、コストを重視して作るのが一般的。逆に名刺は、自分の魅力をアピールするためにこだわって作る方が多いと感じます。美容室のイメージに合いつつ、個性も打ち出せる名刺がおすすめです。
ある美容室からのご相談は、スタッフ5名分のお名刺でした。名刺にはそれぞれかわいらしいご本人イラストが入っていて、5枚の名刺を並べるとスタッフが勢ぞろいして見えるデザイン。美容室は指名予約が多いですが、このサロンは他のスタッフも積極的にお客さんと関わるようにしていて雰囲気がよいので、そのよさを伝えたいとのこと。初めて来店されたお客様にお渡しする際、名刺を話題にできるので、コミュニケーションに役立っているそうです。お名前と肩書きだけが違う差し替え印刷で、通常料金よりお安く仕上がりました。
②スタンプカード
お店の雰囲気を集約させたスタンプカード
次回の来店日の目安にスタンプカードを用意している美容室は多いと思います。また最近は、予約やポイントの管理にアプリを使うサロンも増えてきました。
あえて紙で作るのであれば、お客様に楽しんでいただけるようなデザイン性の高いオリジナルスタンプカードを。質感やデザインの印象から、美容室の雰囲気を気に入ってくださるかもしれません。
お財布に入るサイズで
なるべくコンパクトなサイズ感で、目安としてはお財布に入るサイズがおすすめです。お客様がお財布の整理をした時に、スタンプカードを見て「センスのいいお店だったな、また行ってみようかな」という気持ちなっていただけたら嬉しいですね。
③マスクケース
清潔感が第一のマスクケース
施術時にマスクを外した際に、一時的に保管用に使ってもらうアイテム。椅子やシャンプー台など店内の設備を共有している分、個別にお渡しするマスクケースがあると、きちんと考えられていると感じて、お客様に安心感を持っていただけそうです。
マスクケースはシンプルで充分
マスクケースは短時間の使用なので、こだわり過ぎる必要はありません。エコな紙のシンプルなケースは、環境を大切に考えているというお店のメッセージも伝えます。
美容室のロゴが記載されている程度の、使いやすいシンプルなものがおすすめです。
④美容室のビジネス封筒
いろいろな用途に使えるビジネス封筒
ビジネス封筒は、小売店やサービス業の店舗でも、作成しておくと便利なアイテムです。お客様へのサービスのご案内、仕入れ先へ送る書類、お詫びのお手紙などにも、正式に企業名が印刷された封筒があると、誠実な印象で対応することができます。クーポン券やギフト券などを入れてお渡しすると丁寧な印象になります。季節の販促イベントにも活用することもできます。
サイズはA4の三つ折りが入る「長3封筒」を
DMやお手紙を送る用途であれば、A4サイズが三つ折りで入る「長3封筒(定形サイズ)」が使いやすい定番サイズです。封筒は、タテ長とヨコ長が2種類ありますので、サロンのイメージに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
ショップカードに近いイメージで作成すると、統一したイメージが伝わります。シンプルに店名とロゴをブラック1色印刷する方が多いです。
⑤オープニング案内カード、紹介カード
必要な情報が伝われば充分
オープニングカードは大量に配るものです。枚数が必要なので、紙質やデザインにこだわり過ぎず、コストを抑え気味に検討された方がよいアイテムです。オープニングカードは必要な情報が記載されていれば充分と考えて、文字のレイアウトや、配色など可能なところでお店らしさを伝えるのはいかがでしょうか。
顧客には特別なカードを用意する
多くの方に配りたいオープニングカードに対し、既存のお客様に配るカードはイメージを重視して特別感を感じていただきたいものです。お店の雰囲気が伝わるようなオリジナルのデザインで作成すれば、お客様もギフトのように感じてくださりよいコミュニケーションになりそうですね。
美容室オープン3周年のタイミングで内装をリニューアル。再オープンの記念パーティーの招待状用封筒をご相談をいただきました。店内はシックなモノトーンで、都会的でスタイリッシュな印象になったそう。招待状もイメージを近づけて作りたいとご希望でした。封筒はブラックの予定でしたが、強すぎるのではとキラキラと輝くパール加工の白い封筒に。印刷よりもくっきり表現できるツヤのある箔押し加工(ブラック)で、店名とロゴを入れることになりました。
お客様の制作例(デザインギャラリーより)
ヘアサロンの名刺・封筒
たっぷりとした厚みの名刺は、グレー紙にホワイトの箔押し、ブラック印刷で洗練された印象。名刺とビジネス封筒は、グレー色で合わせて統一感が感じられます。
hair & make kohajyu様の制作例(ギャラリー)はこちら
ヘアサロンのショップカード・名刺
やさしいブラウンのボード紙がナチュラルな印象のショップカード兼名刺。シンプルにブラック1色で、自社らしいイラストを印刷しています。
hair salon Betty様の制作例(ギャラリー)はこちら
ヘアサロンのショップカード
厚めの黒いボード紙に、両面ゴールドの印刷を加えたショップカード。アンティーク感と高級感のある仕上がりです。
hairdesign ALBERO様の制作例(ギャラリー)はこちら
羽車の制作例(美容室・ヘアサロン・近似の業種)
ヘアサロン chameleon 名刺・メンバーズカード
美容室の制作例はこちら
エステサロンQUAILのカタログ・ギフトカード
エステサロンの制作例はこちら
まとめ
イメージと予算にあった印刷物を
美容室・ヘアサロンの印刷物は、店舗の魅力を伝え高める、大切なアイテムのひとつです。お持ち帰りいただいた印刷物は、お客様の手元に残ります。店舗やスタッフのイメージを反映した魅力ある印刷物を見ていただき、美容室の雰囲気を思い出していただけるかもしれません。
こだわって作りたいもの、大量に印刷するもの、それぞれにあった作り方を選ぶと、イメージとご予算にあったご希望の印刷物が作成できます。ぜひ納得のいく印刷物を、お客様とのコミュニケーションとしてお役立てください。