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「エンボス加工と印刷を組み合わせた名刺を作りたい」
2021/04/02
カフェ オーナー
都内で紅茶専門のカフェを経営しているお客様。今回は刷新する名刺に会社のロゴを凹凸だけで表現するエンボス加工を採用したいとご来店いただきました。ロゴはアルファベットが小文字で4文字とシンプルな印象です。
「名刺全面にエンボス加工をしたいのですが、両面にも情報を印刷したいです」
エンボス加工は、凹凸の版で紙を挟んで圧をかけるので、表面には立体感が出ますが、裏面はその部分が凹んで見えます。そのため、多くのお客様はエンボス加工を避けた部分に印刷をすることが一般的です。
今回のお客様は、エンボス加工を全面に施すことで、両面のオフセット印刷部分がその影響を受けることについて、デザインとして面白いという印象をお持ちでした。最終的には、その影響も考えたうえで名刺の両面をデザインされ、表面にはブランドコンセプトのテキストを小さく印刷し、裏面には、肩書と企業情報などをダークグレイのインクで印刷することに。凹凸の部分にあえて文字が重なる、個性溢れる名刺に仕上がりました。
「このエンボスを利用してその他のアイテムも作りたいです」
エンボスの型は、その他の商品へも利用が可能です。
名刺の他、A4の用紙が三つ折りで入るサイズの長3カマス封筒も検討されていたので、フタのセンターへエンボス加工をすることを提案しました。シンプルながらも存在感ある封筒に仕上がりそうと、お客様にもご納得いただけました。
- ※相談事例は、個人を特定せずひとつの参考例としてご覧いただけるよう、内容を一部変更しています。
- ※商品・サービスは、ご相談当時の内容でお答えしているため、現在とは異なる場合があります。