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「展示の販売用に、30個だけ箱を作りたい」
2019/09/13
アートディレクター
ギャラリーのグループ展で販売する作品のパッケージ箱を検討されているアートディレクターのお客様。「1週間の限定展示だからそんなにたくさんはいらない。30個だけでも作ることはできますか?」
今回お客様が検討されている「オリジナルの糊どめ箱」は10個単位でオーダーできます。詳しく話を伺うと、作品はデザインされた12種類のミニ封筒で、各柄1枚ずつ12枚をセットにして販売する際のパッケージ箱をお探しとのこと。サイズはちょうど名刺が入るくらいで、商品パッケージであると同時に、ミニ封筒の保管ボックスとしても役立ててもらいたい。そのため質感のよさとしっかり感が欲しいと、布素材の紙「細布」の箱をお選びいただきました。
「パッケージのデザイン自体は、見えるか見えないかくらいの印刷がおもしろいと思う。」
展示テーマは「おめでたい」を印象づける内容とのことで、箱の色は鮮やかなレッドに。デザイン部分は紅白のイメージで、ホワイトのインクで活版印刷を希望されました。ホワイト印刷の場合、地の色が透けて見えるため、真っ白に印刷することはできません。お客様には、デザイン部分がくっきり見える箔押し加工のホワイト箔もご案内してみましたが、それよりはさりげない感じを優先されたいとのこと。結果的にデザイン部分の可読性は低いながら、パッケージにうっすら白くイラストが浮かび上がる、印象的なオリジナルパッケージ箱に仕上がりました。
- ※相談事例は、個人を特定せずひとつの参考例としてご覧いただけるよう、内容を一部変更しています。
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