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「エンボス加工でマークを入れた名刺、裏面の凹みは気になりますか?」

2017/06/01 
デザイナー

デザイン事務所の名刺なので、シンプルに白い紙+ブラックの印刷で名刺を作りたいというお客様。ロープの結び目のような会社ロゴを、紙の凹凸だけで表現するエンボス加工したいとご相談です。

「エンボスは上品で色もないから、全体のイメージに影響しないから好きなんです」白と黒、凹凸で感じる影の部分。それだけの要素でキリッと作りたいから、とまずはエンボスの加工サンプルをご覧いただきました。

「紙の裏面にはかなりはっきりと、凹みができるんですね」紙はCotton特厚300をお選びいただきましたが、エンボス加工の場合、凸版と凹版で紙をはさみグッと押すため、表面が盛り上がる分どうしても裏面が凹んでしまいます。

そこでエンボスとは逆の表現になりますが、同じく色を使わない加工として箔を使わないで箔押しをするホットスタンプや、色を付けずに活版印刷をする活版空押し加工をご案内。エンボスに比べると、輪郭がシャープに表現されにくいことややはり、凸で浮き出させたいとのことで、当初のエンボスですすめることになりました。

表面には、エンボスロゴ、肩書きとお名前のみですっきりとレイアウトし、社名や連絡先など細々とした内容は裏面にまとめるられる予定だったそう。会社ロゴがセンターに近い位置にデザインしてあるため、裏面に書く情報にエンボスの凹みが重なってしまいそうでした。

今回は、エンボス最優先でデザインの方を再検討いただくことになりました。エンボス加工は、思ったよりも細かいところまで表現できることを確認し、ロゴをひとまわり小さく、少し位置をずらすことで、イメージ通りの加工でご依頼くださることになりました。

  • ※相談事例は、個人を特定せずひとつの参考例としてご覧いただけるよう、内容を一部変更しています。
  • ※商品・サービスは、ご相談当時の内容でお答えしているため、現在とは異なる場合があります。
 

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株式会社 羽車は封筒・紙製品・印刷物の製造販売を行っています。1918年に大阪で創業しました。

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大阪府堺市の本社工場では封筒生産機と印刷機を中心に70台を超える機械が稼働しています。
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