Cottonシリーズ（濃色）　紙素材のご紹介

「印象的な深みのある色合い、質感のよい紙」

「コットンペーパー」とは、コットン（綿）のパルプを含む紙の総称です。欧米では、長く契約書やアート用の紙としてコットンペーパーが用いられてきました。現在でも、ホテルや企業のレターヘッド用の紙には、コットンペーパーと指定されることがあるほど、その上質な質感には定評があります。
羽車のCotton（濃色）には綿のパルプを10％配合しています。やわらかな質感を保ちつつ、ビジネス場面にもご活用いただける使いやすさを追求しオリジナルで抄造しています。綿のパルプは一般的な木材パルプに比べ、繊維が細く柔らかいため、厚みがあっても独特のしなやかさを感じます。あたたかみのある凹みが特徴の活版印刷とも、非常に相性がよい紙素材です。

・コットン特有の柔らかさを持ちながらもコシがあり、上品な質感
・深みのある印象的な色合い
・風合いが楽しめる、味わいのある紙
・一定の平滑性があり印刷加工の適性がよい
・シルバーやゴールドの印刷・箔押し加工との相性がよい
・環境にやさしい非木材パルプを一部使用

オリジナルのコットンペーパーを開発した2002年以来、幾度も改良を重ね、現在のCottonをご提供しています。深みのある濃色の紙素材は、高級、老舗、スタイリッシュ、フォーマルなどの印象を伝えたいシーンでご活用いただいています。
羽車オリジナルのチョコレート・ミッドナイトブルーの両色は、長く定番としてお使いいただける普遍的な色を目指し設計しています。印刷加工との組み合わせによって幅広い表現・表情にアレンジできます。案内状、名刺、封筒はもちろん、販促物やパッケージまで、幅広くご活用いただいています。

コットンパルプは非木材の原料です。1年草として栽培される綿花は、成長に時間がかかる木材に比べ環境への負荷が少ないと言われます。また紙に使われるコットンパルプは、綿糸に使われる綿花そのものではなく種の周りにある繊維を使用します。綿花の副産物であるため環境に優しい側面をもっています。
パルプを漂白する際に塩素を使用しない、ECF（無塩素漂白）パルプを採用しています。