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紙幣に隠された7つのスゴイ技術(中編)

2015/04/06

  • 紙幣

前編では、お金と紙幣の歴史について書きました。中編では、最先端の技術が集まる、紙幣印刷の秘密について紹介します。

紙幣に隠された7つのスゴイ技術(中編)

日本銀行が正式に紙幣を発行したのは、1885年のことです。
最初のお札は十円札でした。
デザイナーはイタリア人のエドアルド・キヨッソーネ。
彼は印刷屋の家系に生まれ育った版画家で、技術を日本人に伝えるために大隈重信が呼び寄せました。
キヨッソーネは十円札の発行後も日本に永住し、紙幣や切手など500点余りを制作、亡くなるまで日本の印刷史に大きく尽力しました。
余談ですが、教科書でおなじみの西郷清盛の肖像画もキヨッソーネの手によるものなんだとか。

紙幣に隠された7つのスゴイ技術(中編)

画像上:10円札。商売繁盛を願い、大黒天が描かれている。

明治時代のお札にはすでに透かしの技術が施されていたといわれ、打ち出の小槌や巻物の絵が隠されていたという説もあります。
当時から制作者を悩ませていたのは偽造対策のようですね。
紙幣は長い歴史の中で何度も改良され、その都度、防犯性を高めていきました。

現在、日本のお札の印刷技術はトップレベルだと言われています。
一枚の紙幣に隠された7つの秘密を簡単にご紹介します。
お財布からお札を1枚とりだして、ひとつずつ確認してみませんか。

紙幣に隠された7つのスゴイ技術(中編)

画像上:現在使われている1万円札は2004年に発行されたもの

①透かしバー
肖像画の右側に透かしバーがはいっています。
※一万円は3本、五千円は2本、千円は1本。

②ホログラム
ホログラムとは、金属箔にレーザー光線を使って模様を描いたもの。
左下部の角度を変えると見える色や形が変化します。
日本だけでなく、ユーロやUKポンドなどさまざまな国で用いられている技術です。

③深凹版印刷
通常よりも深い凹版を使用し、インキのでこぼこ感を表現しています。
触るとざらつきがあるのがわかります。

④特殊発光インキ
紫外線を当てると蛍光に光る印刷が、紫外線発光インク。
表面の印章部分が発光します。

⑤パールインキ
角度を変えるとピンクに浮かびあがるパールインクと呼ばれるインキを使用しています。
紙幣の左右端に確認することができます。

⑥超精密文字
肖像画や額面の文字は、細い線や点で描かれています。
これはコピーでも再現不可能だそう。
隠し文字もあります。
ルーペで見ると「NIPPONGINKO」という文字が隠されているのが読み取れます。

⑦白黒すかし
紙幣の真ん中、丸い部分が透かし印刷になっています。
紙の厚さを変えることで透かしを表現しています。

紙幣とは、生活から切っても切り離すことのできない、なにより身近な紙製品のひとつ。
これを機に紙幣を観察してみると、デザインや印刷の奥深さに驚くはずです。
愛着が湧いて金運アップにもつながるかもしれませんね。

ライター 峰 典子

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参照:http://www.npb.go.jp/ja/intro/kihon/genzai.html

関連記事物々交換からうまれた紙幣の歴史(前編) > 紙幣の原料とリサイクル(後編) >

 

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