環境に配慮できる紙製パッケージの選び方
2023/10/04
脱プラスチックの流れから、紙製パッケージへの注目が高まっています。紙製品を使う場合、環境に配慮できるさまざまな方法があることをご存知でしょうか。大切な商品用の箱や、華やかなギフトシーンのパッケージに環境に優しい紙製パッケージを選ぶことで、環境配慮の企業姿勢を伝えることができます。パッケージ商品選びから簡単にできる、環境への配慮をご紹介します。
環境に配慮する方法
その1 「森林認証紙」を選んでみる
森林認証紙は、森林の管理・伐採から紙の製造・販売まで、環境や地域社会に配慮しながら行われたことを認証・証明された紙素材です。
違法伐採から森林を守り、持続可能な森林資源の循環活用を可能にします。紙パルプの原料となる木材チップは、主に建築用材の生産で発生する端材や間伐材などが使われています。
森林認証紙の例:羽車オリジナルBasicシリーズ・Colorsシリーズ・Cottonなど(一部申請中)
*詳細はお問合せください
ラッピングペーパーも森林認証紙を使用しています(Basic プレインホワイト)
その2 「再生紙」を選んでみる
再生紙は、一度使用した紙を再利用して作られた紙素材です。資源を有効活用することで、新しい木材パルプの使用量を減らすことができます。
羽車のオリジナル再生紙は、あたたかなクラフト感のある質感ながら、印刷加工に適した紙素材。デザイン性の高いパッケージにご活用いただいています。
コンクリートのようなクールさとクラフト感が人気のオリジナル紙 Basic ライナーグレイは、森林認証紙・古紙率70%の紙素材です。
家形パッケージの紙素材は、オリジナル紙 Basicプレインホワイト。落ち着いた白色の森林認証紙で、古紙パルプ配合率は70%です。
その3 ベジタブルオイルインキ・ノンVOCインキを選んでみる
植物油インキとは、再生可能な植物油や再生油を原料として作られたインキです。石油系のインキに比べて生分解性があり、大気汚染の原因成分を減らすため、環境負荷の低減にもつながります。
さらに人と環境に優しいとされるのが「ノンVOCインキ」。これは、揮発性有機溶剤(VOC)を含む鉱物油を1%未満に抑えたインキです。(VOCは大気汚染や化学物質過敏症の原因と言われています)
羽車では、2021年3月より石油系溶剤を含まないNon-VOCインキへ切り替えています。(一部の特色はVOC軽減インク)
対象の印刷色:羽車の基本色26色+ゴールド・イエローゴールド・シルバー・ホワイト
※蛍光色は植物油インキではありません。
※指定色はお問い合わせください。
印刷の溶剤や洗浄剤は、厚生労働省が定める有機溶剤中毒予防規則対象の溶剤は使用していません。常にリスクアセスメントを行い、より人と環境に負荷の少ないものに見直しを続けています。
羽車では「紙資源」を大切に使っています
製造過程で発生したロス紙はリサイクルの原料となります。再生された紙の一部は商品ケースとして使用しています。
まだ使用できる余り紙は「0円ペーパー」としてお客様に提供し、販売できなくなった商品は「みつばちプログラム」として幼稚園や保育園に寄付しています。
羽車では、様々な方法で環境に配慮した取り組みを進めます。
参考ページ
環境に優しい紙の評価リスト
印刷できる環境マーク(オリジナルオーダーの場合)
羽車の環境に配慮した取り組み